発酵飼料作り
食品副産物で飼料高騰対策!
年も明け☀️立春も過ぎましたが☘️体はまだまだ冬モードの牧場長です😚
近年の畜産は、為替や国際情勢による飼料の高騰などで、先行きの見通せない状況が続いており、農家数も減少の一途をたどっており、酪農をめぐる厳しい情勢は、経営の価値観を考えるきっかけともなり、外的要因に影響されにくい基盤を作らなければならないと思いました。食品副産物(おから、醤油かす、酒粕、ビール粕など)は今までも利用していましたが、今回、おからでサイレージ(発酵飼料)作りに挑戦してみます!今現在おからはフレッシュのまま※TMRとして給与しています。
では、なぜ発酵させるのか?2つあり、1つ目が、消化の向上です。効率よく消化吸収されるのは人も牛も一緒ですね。もう1つは給与量の安定です。おからは毎回同じ量が入って来る訳ではなく、豆腐工場の生産量によって違いがあります。発酵させ保存性を持たせることにより、毎日の給与量を安定させる事が出来ます。そして、1番のメリットが輸入に頼っている濃厚飼料を減らせる事です!
どれくらいの量を置き換えれるかは出来てからのお楽しみとなります😁
※TMRとはTotal Mixed Ration の頭文字を取ったもので、日本語では「完全混合
飼料」と呼ばれます。原料には粗飼料、濃厚飼料、ビタミン、ミネラル等が用い
られ、これらを混ぜ合わせて牛に給与します。